数エーカーの雪原/A Few Acres of Snow
数エーカーの雪原/A Few Acres of Snow
プレイ人数:2人
プレイ時間:90分程度
北米を舞台にした英仏戦争を描いた2人専用作品。
デッキ構築型ゲームのシステムを上手く取り入れた陣取りゲームとなっています。
2人で楽しめる, ボードゲームに少し慣れた人へ,
各プレイヤーは初期デッキを持ち、
ゲームはイギリス側からスタート。
各ターン、プレイヤーは5枚カードを持った状態でスタート。
プレイヤーはアクションを2回行います。
アクションには大きく分けて
・地域の拡大
・包囲戦
・資金の調達
・カードの管理
の4つがあり、これらを行なって領土を広げたりカードを増やしたりしていきます。
その後、カードを5枚になるまで再び引いて、ターン終了。
以下、相手の首都を陥落するか、村・街コマが無くなるまで繰り返します。
地域を拡大するには、その地域に接続する地域カードをプレイする必要があります。
そしてカードに描かれている移動手段が描かれたカードをプレイし、
更に地域によっては植民地カードをプレイする必要があります。
そして地域を拡大するとその地域の地域カードがもらえるため、更に先へと進めるようになりますが、デッキ構築型ゲーム特有の時間差というものがあるので、なかなかすぐ先へと進めるようにはなりません。
地域カードには、お金が湧いてきたり色々な移動手段として使えるカードが合ったりする反面、
ほとんど役に立たないような要らないカードも有り、このあたりをどう処理していくかも重要な戦略となります。
包囲戦が始まると、両者自分のターンに手札から戦力カードをプレイしていくのですが、
これも戦争が始まってから調達しようとすると手遅れだったり。
カードを保管しておけるスペースがあるので、そこに戦力を蓄えたりしておけます。
また、包囲戦の他に原住民等による襲撃もあり、
襲撃は戦力に関係なく、すぐに相手の村や都市を無くすことができるため、
砦を建てたりするなど対策を講じる必要があります。
なおイギリス側とフランス側では初期資金や初期デッキ、素点などに大きな差があり、
お互いに異なった戦略で相手を攻めていく必要があります。
若干のグダグダ感を越えられれば面白い
ルールはデッキ構築型を踏まえた上で、なお複雑。
選べる選択肢がとても多いこと、そして必要不必要なカードの見極めが難しく、
よくわからないまま要らないカードが増えてグダグダになってしまう事などもあり、
非常にとっつきにくい作品。
また、直接攻撃があるゲームのため、その辺りでも好みが分かれる作品。
逆に、デッキ構築型ゲームに嫌悪感がある人には、デッキ構築型ゲームの新しい調理法という点で、是非一度毛嫌いせずに遊んで貰いたい作品でもあります。
複数回プレイしていくと、カードの管理や相手の地域へ攻めこむ戦略について考える余裕が生まれて味がでてくるようになり、
遊べば遊ぶほど楽しくなってくるスルメのようなゲームといった感じ。
重いゲームであるために、なかなか時間をとることが難しいかもしれませんが、
人を集めるのが難しく、でも重いゲームをガンガンやりたいなんて方にはよいかも。
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