2018年2月28日水曜日

テラフォーミングマーズ/Terraforming Mars

テラフォーミングマーズ/Terraforming Mars

企業による火星開発レース。

膨大な数のカードがあって。
多種多様な得点ソースがあって
カードを出して資源を増やしたり、新たな地形を作りだして・・・
と、システム的に目新しいものはなくカードプレイをメインに据えた重量級ゲーム。
面白いけれど面白いというのが少し悔しいやつ。
ハンバーガーとステーキとピザを同時にだされたらそりゃ美味しいし満足でしょ!

ただ新しい感じがしたのは、真ん中のボードがプレイボードというより、現状の様子を示したメインスクリーン的な立ち位置が強いところ。
カードプレイによる結果として何が起こったのか、を表すことに焦点が当てられていて、直接ボードの何かに手を加えるシーンが少ないのです。
なんだかそれは、自分の手腕や指示によって生じた火星の発展の様子が映しだされているようで、他の重量級ゲームに比べゲームの世界観への没入感が高く、高密度な満足感が得られた気がしました。

面白いからまた遊んじゃうんだろうな。

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2018年2月21日水曜日

Improvement of the POLIS

ズライカ(マラケシュ)/Suleika(Marrakech)
ゲームマーケット2017の戦利品の一つ。
慶應HQ(Head Quarter Simulationgame Club)さんの作品。

既存のシステムがうまい具合に取り入れられた1時間で遊べる文明発展ゲーム。
見た目の重そうな雰囲気と裏腹にサクサク進みます。

アクション選択⇒公開して実行という流れですが特にバッティングなどはなく、基本的には自分の好きなように進めていけます。個性豊かな政治カードとダイスによるアクション制限が調味料的に働いていてソリティアライクになることはありません。

何より凄いのは盤面・政治カードそれぞれに様々な得点筋があり、それに加えて尖った性能を持つ個人ボードがあること。
政治カードと個人ボードの組み合わせに強弱はありますが、大体強いよりの組み合わせが引けるようなバランスになっており、後半のラウンドはみんなドカドカ点が入って爽快感があります。
このあたりの完成度の高さは同人ゲームのレベルを軽く越えてて、正直すごい。

現状の無骨なデザインに好みが分かれるところはありますが、今後イラストがついた商業作品が発売されるのか、などどう化けていくのか楽しみなところです。

2018年2月11日日曜日

「モダンアート」ドイツ版





オインクゲームズさんからドイツ限定で発売されているドイツエディション。
昔のエディションについては↓を参照。

ハンスの第2版は絵が1980年代の雰囲気だったけれど、こちらはまさに現代のアートという感じ。

ゲーム中に相場ができあがっていく感じはやはり凄い、論理的に考えることが必要なシーンもあるけど、ワイワイ遊んでいる雰囲気も十分に味合わせてくれる名ゲーム。

イーゼルはダイソーでも買えるので、昔の版を遊ぶ時もイーゼル使いたいな。


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