傭兵隊長【感想のみ】
プレイ人数:2-6人プレイ時間:45分程度
中世イタリアにおける小国同士の長い長い戦い。
季節や英雄を味方につけて、群雄割拠の時代を乗り越えましょう。
箱の小ささや値段に反して、カードや駒、ボードなどは割としっかりとした印象。
カードを配った後、大きめの黒い駒が置かれている傭兵隊長のいる地域において戦争を行っていきます。
カードを順番に出していくことで、その合計値で勝負し、
勝ったプレイヤーは地域を1つ手に入れられ、
先に3つの繋がった地域を手に入れたプレイヤーが勝利するというシンプルなルール。
カードで勝負するタイプの陣取りゲームといったところでしょうか。
地域ごとに戦争を行っていきますが、
地域での戦争が終わった後も、カードの補充が行われず、
いくつもの地域での戦いを、初めに配りきられたカードだけで勝負しないといけないところがこのゲームの重要なポイント。
全員のカードが尽きて初めて手札の補充が行われるので、
上手く立ち回れば少ない枚数でも土地を手に入れることができます。
カードを順番に出していき、その合計値が多いプレイヤーが勝利
と書きましたが、もちろん特殊カードは満載。
戦闘力が2倍になるカード、味方を1枚手札に戻せるカード、
各カードの強さを1にしてしまうカードなど、地域での戦争の結果を1枚でひっくり返してしまうカードもいくつか。
一見してカード重視の運ゲーとも捉えられがちですが、
他のプレイヤーとの結託や交渉などを自由にしても良いという外交要素がこのゲームの運の要素を活かしたまま大幅に小さくしています。
交渉ではそれぞれのプレイヤーの好きなように、攻める場所や出すカードの指定などを話し合って決めていくことができます。
もちろん裏切りなどもありますが、基本的には下位陣が結託して上位陣を叩く形となるので、
うまーくバランスが取れて最後まで拮抗した熱い戦いに。
カード主体のよくある陣取りゲームかとおもいきや、
交渉を中心に運の要素がスパイスとして加わった非常に面白い陣取りゲームでした。
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