2013年9月26日木曜日

Yspahan/イスファハン


Yspahan/イスファハン

Yspahan/イスファハン

プレイ人数:3-4人
プレイ時間:60分程度


ボードゲームに少し慣れた人へ, ダイスゲーム,


政治・交通・文化の中心であるイスファハン、
商店やキャラバンとの交易を駆使して、町の発展に貢献しましょう

【ルール】
メインのボードの他に、ダイスを置く塔、キャラバン、各プレイヤーの持つ建物ボードなどがあります。

ゲームは7ターンを3回(1週間を3回)繰り返します。
毎ターンまずスタートプレイヤーがダイスを9つ振り、
ダイスの目ごとにタワーの下から順番に埋めていきます。
タワーにはお金、ラクダ、そしてメインボードに描かれている4つの街の区画のアイコンが描かれており、
スタートプレイヤーから順番にどれかのアクションを実行します。

お金やラクダの描かれたアクションは、お金やラクダがもらえ、
区画が描かれたアクションでは、その区画の建物に商品コマを置くことができます。
また、区画内の各建物グループ全てにコマが置かれていると、後述のボーナス点をもらうことができます。

また上記の行動のほかに、行政官をダイスの目だけ動かすこともでき、
動かした場所の両側にある建物に置かれているコマはキャラバンに送られ得点がもらえるとともに、後述のキャラバンボーナスを得ることができます。

週の終わりにメインボード上の各区画において建物を占領しているプレイヤーや、
キャラバンに商品を送っているプレイヤーはボーナス点がもらえます。

これ以外にも、ターンの終わりにお金とラクダを使って建てることのできる建物や、
ターンで行動する代わりにもらえるカードなど、
多彩な戦術を取れるゲームとなっています。




【評価と感想】

とっつきにくいけど、じわじわ面白い。



3つのボード、お金やラクダの使い方が複雑にからまっていて
説明書を読んだだけでは忘れやすいことや、ルール説明が非常に厄介だったりと、
プレイ時間の割にとっつきにくさがあります。

ダイスゲームは基本的にダイス部分とテーマの合致が微妙なことが多いのですが、
このゲームもイマイチ何が起きているのかピンとこないことが多いです。
自分の商品が街に商店に置かれていき、そしてキャラバンに送られていくという雰囲気はなんとなーく伝わるかなってくらい。
どちらかというと複雑なシステムと、そのシステムが作る様々な勝利法を構築していくタイプのゲーム。

カードの強さが様々だったり、追加行動「お金やラクダ、カードを払ってアクションを強くするタイプの行動」に共通点が無くバラバラなのも、分かりにくさにつながっている気がします。

得点入手法が多く、様々な勝ち筋のあるゲームなので、繰り返し遊べて戦略を練ってという楽しさは十分にありますし、ダイスの使い方やキャラバンでの得点方式などが斬新で面白いなぁと思うシステムが多いのも確か。

かわいいラクダ駒も魅力です。
また、よく色彩がカラフル過ぎるとも云われているのでイスファハンの画像検索をしてみたのですが、青色の建物が多い素敵な街でした。
雑貨とか服にはピンクや黄色などの目立つ色がよく使われているっぽいので、
そのあたりも含めて街を表現したのかもしれません。


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