2014年7月7日月曜日

すしエクスプレス/Sushi Express

すしエクスプレス/Sushi Express



すしエクスプレス/Sushi Express


プレイ人数3-6人
プレイ時間:20-30分程度
デザイナー: Michael Schacht(シャハト)


街を回ってできるだけ多くの人に SUSHI をお届けしよう!

【ルール】
寿司屋と公園、そして家からなる12マスの街をぐるぐる回って寿司を配達します。
できるだけ多くのお客さんに寿司を届けるのが目的

・スタートプレイヤーから順番に、サイコロ2つでどれだけ大きな目が出せるかを予想していきます。

・予想が大きい人からサイコロ2つを2回振り、サイコロの目が自分の予想以上なら、自分の予想の数値分だけ自分のトラックを進められます。2回振ってもダメなら予想トークンを外して次のプレイヤーに

・そしてなんと、その時点で残っているプレイヤーは全員予想分だけトラックを進められます。

・マップを1週して寿司屋に戻るたびにお客さんカードが1枚手に入ります。また、公園に泊まると特殊カードが手に入ります。

・お客さんの種類に応じて得点が入り、最も得点が多い人が勝利。


【評価と感想】


バカゲーっぽいけど戦略的なゲーム。
サイコロの運という要素を主軸に置きつつ、ギャンブル要素は低め。

予想と自分が進むマス数が同じ、というのは、なかなか考えどころが多くて面白い。
他のプレイヤーのいるマスは数えない、場に出てるお客さんカードに限りがあって、各ターン早いもの勝ち、などの要素と美味く絡んで、考えどころを多く提供してくれます。

高い目で挑戦すれば一気に進める!とも思うのですが、それより下の目に置いていたプレイヤーも進めるので、自分だけたくさん進みたい!というのはできず。あんまり高揚感は無いです。
見た目のギャンブラスさとはイメージがかなり異なります。

むしろ、他のプレイヤーの集めているカードの色や、残りのマス数などから状況を判断して、他のプレイヤーを邪魔しつつ達成できる数字に挑戦する、という堅実なゲームと思って遊んだ方が良さそう。

他のレビューサイトさんなんかを見ても全員が言ってますが、寿司要素が全く感じられなかったのは悲しいところです、いやほんとピザで良いじゃん感は最後まで拭えません。

ゲーム自体は割と短時間で終わりますし終始淡々と進む感じの作品なので、その辺の突っ込みどころが逆にアクセントになってるのかもしれません。気の抜けるテイストのイラストも良い味出してます。

プチコンポーネントがたくさん詰まってる感は満足度高しで遊んだ感はあるので、〆のもうワンゲームに良い感じのポジションですね。

ちなみに人数で結構プレイ感変わります。人数が多くなればなるほど堅実さが抜けてなんだか凄い速度で突き抜けていく作品になっていき、大味かつ特殊カードが飛び交うゲーム展開に。

ただルール上6人で遊んでも待ち時間がそれほど長くないので、どちらで遊ぶのもオススメです。
面白い展開もあるので、是非大人数でも。

現在は少々入手難な作品かも。


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