オリエンテ/Oriente【感想のみ】

オリエンテ/Oriente

プレイ人数：4-12人
プレイ時間：30分程度

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架空の国オリエンテを舞台に、
能力や人々の力を使って権力をつけましょう
そーれそれそれ　一揆！一揆！一揆！一揆！
空前の一気飲みコールならぬ一揆コールを巻き起こした作品。

忍者や魔法使い、大名など8種類の職業を変えながら勝利点を稼いでいきます。
初めに2－4点の勝利点が配られた後、裏向きで職業が1枚ずつ配られます。
それぞれの職業には能力の他に0～8の強さがあり、これが同時に後の勝利点にもなります。

スタートプレイヤーは職業の能力を使うか、強さを持って他のプレイヤーを攻撃するかを宣言します。
その後時計回りに、プレイヤーの宣言を却下して、自分の行動を先に行いたいと宣言をします。
この際、前に宣言したプレイヤーより強い職業である必要があります。
これを繰り返し、一番最初に行動できたプレイヤーは一枚カードを得点としてもらえます。

戦闘は強さをもってのみ行われますが、他のプレイヤーに勝利点を渡して協力してもらうこともできます。
戦闘に勝利すると相手の職業カードを自分の得点に変えることができ、
負けたプレイヤーは山札から新しいカードを裏向きに取って自分の職業とすることができます。

一度行動したプレイヤーは以降アクションを行うことができず、以上を全員が行動するまで上記の事を繰り返します。
特殊なカードとして三枚勝利点として手に入れると勝利が確定する忍者や、
一揆を起こせる農民などがいます。
農民は数が多い代わりに非常に弱いカードですが、協力して一揆を起こすと、
強い職業を持つキャラクターから大量に得点カードを巻き上げることができます。

文章で書いてもさっぱり分からないような、変態＆天才的ルールですが、
ゲームをやってみると大雑把なようで妙に調整された不思議なゲーム感覚が得られてびっくり。

強すぎるカードは一揆によって抑制されるし、
弱いカードは戦闘で負けたらチャンスにかけて強い職業に転職できるなど、
説明を聞いただけではよくわからないルールが、システムとして上手く機能しています。

それでも運の要素が非常に強いのは確かで、
軽く一揆コールでもしながら、サクッと遊べるゲームかなというのが印象です。

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