プレイ人数:3~5人
プレイ時間:60分程度
ボードゲームに少し慣れた人へ, 目で楽しめる,
クレオパトラの命により、神殿を建てることになった建築士達。
各々資材を集めて様々なオブジェを造っていきますが、次第に汚職にまみれていきます・・・。
ボードゲームの箱を開けてびっくり。
中身がものすっごい豪華なこのゲーム。
しかし豪華な見た目とは裏腹に、ゲームの内容はシンプルかつ戦略性の高いものとなっております。
プレイヤーは自分のターンが来たら
市場:3列用意されたカードの束から1つ選んで全て取る
石切り場:資材を払って建築をする
のどちらかを選びます。
市場で手に入れた資材を用いて、石切場で建築をすればお金がもらえて、
お金が一番多い人が勝ちという一見シンプルなルールです。
しかし、このゲームには汚職というルールが存在します。
・カードを多く持ちすぎる
・汚職にまみれた資材を使う
・崇拝者カードを使う
・神殿への献金を怠る
これらの行動を行うと汚職チップがたまり、最終的に一番多く汚職チップを持っている人は
クレオパトラの愛するペットのワニに食べられてしまいます。
汚職を減らす手段としては、モザイクを建築する際に、
上手く組み合わせて他のプレイヤーがモザイクを建築できない“聖域”を作ることによって減らすことができますが、
この数にも限りがあります。
しかしながら汚職の利益は絶大であり、
汚職なしでは他のプレイヤーと大きな差を付けられてしまうため、
汚職を他の人より少なくしつつ、建築をしていく必要があります。
【感想と評価】
豪華な見た目とは裏腹に、しっかり戦略を立てて考えないと勝てないゲーム。
ボードゲームに少し慣れた人なら、すぐにルールは把握できると思うので、
見て触って動かして楽しいこのゲームで一気に引き込めちゃうこと間違いなし。
ゲーム自体はさくっと終わる、急に終わってびっくりしてしまったくらい
終わった後の汚職チップを数える瞬間が一番盛り上がって、良い感じの余韻まで得れました。
箱そのものを使うという他のゲームではあまり見られない仕様に始まり
スフィンクスや門などがしっかり作られているコンポーネントに驚き、
そして汚職チップが多いとゲームから追放というルールに笑い、
その実ゲーム内容はシンプルながらもジレンマがこそばゆい・・・
至高のゲームです。
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