2016年2月8日月曜日

トバゴ/TOBAGO

トバゴ/TOBAGO

プレイ人数:2-4人
プレイ時間:60分
デザイナー:ブルース・アレン

総合評価 6/10
メンバー依存度 3/5
運要素 4/5


ざっくりルール

遂にたどり着いた伝説の島トバゴにて宝を探すゲーム。
プレイヤーはそれぞれ宝の地図の断片を持っていて、それらを繋ぎ合わせて宝の位置を特定していきます。

プレイヤーができる事は、地図を出すか、移動して宝物の位置まで行くかどちらか。
島のどこに財宝があるのかはほとんど分からない状態でゲームは始まり、
地図を出すごとにその範囲が絞られていきます。

地図には、
「海の隣」「石像の隣ではない」「一番広い森の中」など、地形や目印に関連したヒントが描いてあって、複数の地図の条件が重なり合った所が1箇所に定まったとき、そこに財宝があると確定するのです。

財宝が見つかると、皆が我先にと財宝を取りに向かうのですが、取ったプレイヤーだけが財宝を独り占めできるわけではありません。
その財宝の在り処を求めるヒントとなった地図を出したプレイヤーも、財宝を手に入れる権利が得られるのです。

雰囲気は最高!


石像駒のクオリティが高くて、宝探しというロマンと相まって雰囲気は抜群。
石像駒は誰かが宝を取るたびにアミュレットなるお助けアイテムをばら撒いてくれるのですが、
その後にゴゴゴゴゴ・・・と回転(手動)するのです。
遺跡っぽくていいですねぇ。



宝探しゲームだけど、宝を取りに行くのが億劫・・・

残念だなぁと感じたのは、宝の位置を示す駒と、宝を取りに行くメリットの少なさ

宝の地図を出していくと、ボード上の宝がありそうな位置に駒が置かれるのだけど、これが結構数が多くて大変。
ある程度絞られて置こうと思うと、今度は宝がありそうな場所を、毎回カードを見ながら確認しないといけない。
プレイ的には、あまり宝の候補地を絞らずに地図を出していきたいので、視認性の難が結構厄介。
段々絞られていく、という発想はとても素敵だと思うのだけどもね。

でもって、絞られた宝の扱いもちょっと残念。
宝のあるマスまで行って宝を手に入れたプレイヤーが得られる権利は、地図を1枚出した時と同じ。
宝の分け方はちょっと特殊なルールなんだけど、権利1つってそこまで大きな価値じゃないのです。
だから、宝を見つけるぞー!ってよりも、地図出していっちょ噛みしておきますかね、って流れになってしまう。
宝探しをするぞ!と思ったワクワク感がちょっとしぼんじゃいます。

まとめ

大本のシステムと、コンポーネントの雰囲気は凄く良いゲームだったけど、上手く活かしきれていないなぁと思ってしまうゲーム。
テーマと雰囲気で十分に盛り上がるので決して悪いゲームじゃないんだけど、宝を探す達成感みたいなものを求めてしまうと、違うかなぁと感じてしまうと思います。

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