2014年10月22日水曜日

イスタンブール/Istanbul


イスタンブール/Istanbul

イスタンブール/Istanbul


プレイ人数:2-5人
プレイ時間:45-60分程度
デザイナー:リュディガー・ドーン


2人で楽しめる, カップルにおすすめ, ドイツゲーム大賞関連, ボードゲームに少し慣れた人へ,


魅惑の都市イスタンブール、輝く宝石を手に入れるため、弟子達と共に街を駆ける

【ルール要約】

16のタイルから成るイスタンブールの街を、4人の助手コマと共にめぐります。

毎ターン2タイル分の移動を行うことができ、移動先のアクションを行います。
ただしこの時アクションを実行するためには

・助手コマをそのタイルに残すか、
・置いてあった助手コマを回収するかの、どちらかが必要となります。

また、他のプレイヤーと同じマスに止まるには、相手にお金を渡さなくてはいけません。

それぞれのタイルでは商品を手に入れたり、売ったり、
自分の行動を強化するモスクタイルを手に入れたり、
ギャンブルに挑戦で来たり、
お金や商品でルビーを集めたり、と色々なアクションが行えます。

アクションが終わった後に、商人コマが同じタイルにいれば商品や特殊カードを買うことができます。


宝石を5つ(2人プレイでは6つ)集めたプレイヤーが出たらゲーム終了。



【評価と感想】



ゲームとしての面白さ (メンバー依存度の低さ):5/5
運要素:3/5

ドイツ年間エキスパートゲーム大賞受賞作品。

エキスパートゲームらしく、見た目が複雑そうで、ホントに45分で終わるのかなぁとか思っていましたが、非常にテンポ良く進むゲーム展開で、初回プレイでも十分45分で終えることができました。
正にサクサク進むゲーム。


助手コマを置いたり回収したりする、というルール自体はは直感的に分かりやすく、なるほどーと感心すると同時に、早く遊んでコマを動かしてみたい!という衝動に駆られます。

それぞれのタイルの持つ効果の説明はもう少し複雑ですが、アイコンが分かりやすいので、手元のサマリーと合わせれば初回でも十分理解できる物ばかり。

斬新で新しいゲーム、というよりは宝石の煌めきのように、既存のシステムを非常に上手く煮詰めたゲーム、といった感じ。
モスクタイルで順当に自分の行動を強めていくも良し、
ギャンブルに走るも良し
商品や特殊カードで攻めるもよし、と大まかな勝ち筋の中に細かい寄り道がたくさんあって、THE80点ぐらいの満足感。


絡みは薄い、という評価もあるけれど、後の数ターンの移動最適解を考えるゲームにおいては絡みはこれくらいで丁度良いんじゃないかなと思います。

同じマスに入るとちょっとだけ良いことが得られるボーナスコマを他のプレイヤーより速く使いたい、
他のプレイヤーと同じマスに入るには2円払わないといけない、
などなど、他のプレイヤーの行動が自分の計画にちょいちょい割り込んでくるから、他のプレイヤーの存在感っていうのは結構感じることができたかな、と思います。

ぶっ飛んだ面白さでは無いけれど、サクサク濃密で誰が遊んでもある程度外れない、そんな感じのゲームでした。

後、
・16枚のタイルは毎回バラバラに配置できるので、繰り返し遊べる
・公式のオススメな置き方や追加ルールが提供されている
・2-5人、どの人数で遊んでも大きくバランスが壊れないルール設定である
等など、丁寧な作りが随所で感じられるゲームでもあったかな!


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