ハンブルグ/HAMBURGUM プレイ人数２-5人 プレイ時間：75分程度 デザイナー：マック・ゲルツ

街に権力を！教会に寄付を！

【ルール】
複数のアクションから成り立つリングの上でコマを進めて、アクションを行っていくスタイルのゲーム。
マック・ゲルツの作品によく見られるロンデルリングというシステムです。

3つ先に書かれているアクションまでは無料で選べるけれど、それ以上先のアクションを選ぼうとすると勝利点が必要となってしまうジレンマがメイン。

・ビールや砂糖、服を生産
・木やレンガ、ベルを買う
・船を作る
・船でビールや砂糖、服を売る
・生産量を増やしたり、お金を稼ぐことができるギルドを獲得
・教会に木やレンガ、ベルを寄付する

こんな感じのアクションを行っていき、協会に寄付をすることで勝利点を稼いでいきます

【レビュー】

マック・ゲルツといえばロンデルリング！というくらいお馴染みとなってるこのシステム。

プレイヤーの選べるアクションの説明をしていくだけでルール説明ができちゃうのでとっても分かりやすい！
そしてアクションの選択肢をグッと狭めてくれるので、序盤でも何をすればいいのか見えやすいのがお気に入りです。

資材を稼いだり、ギルドを獲得して街に自分の色を増やしていく、いわゆる欲求的な達成感を突いてくるので、序盤はボードの雰囲気も相まって凄く楽しい！

・・・のですが中盤からは“生産して売って材料買って教会立てる”、の繰り返しを強く感じてしまうように。
少しずつワクワク感が減っていっちゃいます。
更には終盤になるとやる事も無くなり少しダレてしまい、消化試合感を覚えてしまうことがあるのが少々残念。

ルールは少し複雑になりますが、同じ作者のナビゲーターの方が最後まで面白さが突き抜けていたのでそちらの方が評価は高めです。

ただ、様々ある得点源や、他プレイヤーとの分かりやすい絡み、ボードに広がる雰囲気あるイラストとコンポーネントに溶け込むゲームシステム、面白い事は確かです。
まだまだ遊んでないマック・ゲルツ作品たくさんあるのでこれからも楽しみ。

ちなみにボードは裏面と表面でマップが違うので2度楽しめます。
といっても本質的にはそんなに変わらないですが。

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