ジャイアンツ/GIANTSプレイ人数3-5人 プレイ時間:60分程度 デザイナー:ファブリス ベッソン |
モアイの秘密に迫るボードゲーム
【ルール要約】
- イースター島を舞台としたフィールドには、モアイ置き場に囲まれており、ここにモアイを建てていくのが目標
- 毎ラウンド、場に置かれている大きさ1~3のモアイを競ります。お金と労働力を両手に握ってせーので公開。お金が多い人から、労働力を払ってモアイを置いていきます。
- モアイを動かしたり、お金や労働者、木材を確保するため、フィールドに労働者を置いていきます。
- 全員が労働者を置き終わったら、労働者を道のように扱ってモアイを運んでいきます。他の人の労働者を使うことも可能。その場合は労働者を置いたプレイヤーに得点が入ります。
- 各ラウンドに置かれた労働者や木材は、ラウンド終了と共に手元に戻るか捨てられてしまいます。
- レベルの高いモアイを運ぶと、それだけ多くのポイントがもらえます。
【感想】
モアイを運ぶ!というテーマを忠実に再現した作品。
一斉公開による競りと、労働者による道作りが大きなメイン。
労働者をたくさん使って運んだり、木を切り出して労働者に使わせたり、とテーマの再現性が高い上、コマが大変良い出来でリアル性が感じられる作品。
序盤は小さめのモアイを石切り場周辺に運んでいくので精一杯で、レベルの高いモアイを運ぶのも中々に難しい状態。個々のプレイヤーの拡大要素も小さいので、遠くまで本当にモアイを運べるのかちょっと不安でした。
しかし段々と周辺の場所が埋まっていくことから、全体の意思が固まって少しずつ遠くへの道が繋がり初めて行きます。
終盤にはかなり長い道ができて、遠くまでモアイを運べるように!
個々のプレイヤーの拡大要素が小さいにも関わらず、全体の意思の向きと個人の小さな発展が合わさることで、拡大要素をかなり感じる事ができるのが面白いと同時に驚かされました。
全体的な流れはスピーディーではありますが、60分ゲームにしては結構重く(というかプレイ時間も結構かかった気がする)感じました。毎ラウンドやってる事が繰り返しといえば繰り返しなので、体感が長めになっちゃうのはしょうがないかも。
BGGを見るとデザイナーはこれ一作しか作っていない模様。ルールブックの半分をモアイの設定資料集に割いてる辺り、モアイが好きすぎた人だったのかな。
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