アブルクセン/Abluxxenプレイ人数2-5人 プレイ時間:30分程度 デザイナー: ミヒャエル・キースリング ウォルフガング・クラマー |
ドイツゲームのテイストを味わえるニュータイプのカードゲーム
【ルール要約】
-各プレイヤーは13枚ずつカードを持ってゲームスタート
-ターンが来たらカードを自分の前に出していきます
-好きな数字のカードを出してよく、同じ数字であれば何枚でも出してOK
-出したカードと同じ枚数、かつ自分より小さな数字のカードを出しているプレイヤーのカードは、手番プレイヤーによって取られるか捨てられてしまいます。その代わり取られた側はカードの補充ができます。
-カードを全て出し切ったプレイヤーが出たらゲーム終了。場に出したカードの枚数が得点となり、手札に残ったカードがマイナス点となります。
【感想】
面白い!誰と遊んでも外れない定番作品に、また新しいラインナップが加わったと言っても過言では無い作品だと思います。
軽いトランプ感覚で遊べるゲームでありながら、攻撃、そしてカードの回収による手札強化という2つの要素が、一筋縄では終わらない絶妙な面白さを醸し出してます。
ボードゲームと違い、カードゲームでは満足度、感覚的な楽しさにおいて不利な点がありますが、このゲームはテーマ性が薄いにも限らず、多くの場面で非常に楽しい体験を僕らに与えてくれているのが凄いなぁと思ったところ。
ゲーム開始時、カードが配られた時は誰もがワクワクするものでありますが、このゲームでは特にそのワクワクが大きい。
大抵は強いカードや複数枚揃っているカードがあると嬉しいものですが、そうでも無いゴミも多いもの。
そういうゴミカードがあっても、ゴミカードを処理して場からカードを貰っていくうちに手札の充実度はどんどん高まっていきます。
終盤には自分の手札の中には当初以上の量のカードがあり、強いカードや同一カードが綺麗に揃っている美しさが見えます。
この、手札にカードが増える、そしてその中に秩序がある、っていうのは非常に楽しい体験だと思うんですよね。
そして最後には多く揃ったカードを、手札から一気に出す瞬間が訪れる時が来ます。
じわじわカードを集めて一気に出して爽快感を得る、まるでジェットコースターのような面白さ。
文句なしの一作です、重ゲーの間にとりあえず回すかーっとなってしまいそう。
場に出したカードが得点で、溜め込んでしまったカードはマイナスになってしまうので、ゲームの収束性があると同時に、ちょっとした波乱を起こす仕掛けとなっているのも、カードゲームとして大きくプラスに働いています。
場に置いたカードを取る行動が多いので、旅先のちゃぶ台とかで遊ぶとちょっとカードが痛みやすいのでそれだけ注意。
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