2013年12月8日日曜日

グレンモア/Glen More


グレンモア/Glen More

グレンモア/Glen More

プレイ人数:2-5人
プレイ時間:45-90分程度


何度でも楽しめる, ボードゲームに少し慣れた人へ,

古城や美しい湖などを誇るスコットランド、
牧歌的な風景とウィスキーの香りに酔いしれながら一族の繁栄を願います。




【ルール】

ボード上に配置されているタイルと

プレイヤーは、今自分のコマがいる位置から、時計回りに好きなだけ進むことができます。
ただし次にターンが回ってくるのは、時計回りに一番遅れているプレイヤーなので、
先に進めば進むほど、次に順番が回ってくるのが遅くなる可能性があります。

進んだ先にあるタイルは、必ず獲得し、自分の土地に追加していきます。
タイルを追加すると、まずそのタイルの効果が発動し、資材がもらえたり資材を勝利点やウイスキーに交換することができます。
そして同時に、置かれたタイルの周り8ますに置かれているタイルも、同様に効果を発揮します。

これを繰り返し、資材を集めて勝利点・より強力なタイル・特殊なカードがもらえる特殊タイル・ウイスキーなどを集めていきます。

ボード中央には市場もあり、足りない資材や必要の無い資材の売買が行えます。
各資材は買う人がいればいるだけ値段が上がりますし、逆に多く売られると値段が下がります。

得点計算は特定のタイミングでゲーム中に3度行われ、
ウイスキーの数や特殊カードの数などをそれぞれ数え、
“一番少ないプレイヤーとの差”によって得点が決まります。

3回とも得点計算方式は同じですが、3回目にはタイルの枚数も得点計算に加わります。
他のプレイヤーよりタイルが多いプレイヤーは逆にマイナス点となります。
最も勝利点の多いプレイヤーが勝利です。


【評価と感想】


値段も安く、何度も楽しめる超名作!




資源を獲得して土地を拡張していくオーソドックスなボードゲーム。
ターンの回り方や、相対評価な得点システムなど、
テーマの再現性よりシステマチックな作りが優先されて作られたゲームといった感じ。

ウイスキーを集めるプレイや、資材を売買して得点するプレイなどなど勝ち筋が非常に多く、
かといって特化だけでは勝てないバランス感覚も必要なので、
毎回環境を読みながらじっくり楽しめる作り。

また、戦略的な面白さ以外にも、
人間の欲を満たしてくれるルール作りがされてるなぁというのも感じます。

タイルを上手に配置すれば資材をたくさん沸かすことも可能ですし、
供給が追いついていない資材を売ればお金を稼ぐ喜びも味わえます。
もちろん、土地を手に入れるときに必要な資材を集めるためにお買い物も楽しめるわけで。
やっぱり人間、お金を稼いだり物を買ったりするのは楽しいですからね。

加えて、ゲーム中に良い頻度で登場してくる特殊カードたちが、
僕たちの射幸心を煽ってくるのです!
目の前に美味しそうな餌があって、手に入れたいと思った瞬間、
心の中は期待でいっぱいになってしまうんですよね、悔しいです。

更に更に相対的な得点評価も、優越感を感じさせる作りになっててこれまた楽しいと。
そんなこんなで、終始胸が期待でいっぱいに溢れてるゲームであります。

ちなみにタイル配置と効果発動については、少し複雑です。
初めはかなり取っ付き難いのですが、
慣れるとパズルみたいな面白さも加わって非常に良い味がでてきます。
ただ計画失敗して苦しんでる人の半分以上は配置ルールに因るところが多い印象、気をつけよう。

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