2017年2月7日火曜日

コテージガーデン【感想のみ】

コテージガーデン【感想のみ】


プレイ人数:2-4人
プレイ時間:45分
デザイナー:ウヴェ・ローゼンベルク


ウヴェ・ローゼンベルク作のパズルゲーム。
近年のウヴェ・ローゼンベルクはパッチワーク・オーディンの祝祭などパズル要素をゲームのメカニズムの1つとして取り入れていますが、本作品はかなり純粋なパズルに近いポジション。



プレーヤーは常に2つのボードを手元に持っています。
花や装飾品の描かれたタイルを置いて、ボードを埋めるのが目標。
ただしボードに最初から書かれている植木鉢やガラスケース(テラリウム用かな?)は、できるだけタイルを置かないようにしておきます。
植木鉢やガラスケース以外のマスが全て埋まったら、そのボードの植木鉢とガラスの数がそのまま得点になるのです。

置くことのできるタイルは、中央のボードから取ります。
ボードの周りをぐるぐるとサイコロが進み、このサイコロがいる列が自分の選べるタイルの列となります。
なお、サイコロの示す数字はラウンド数。サイコロが5週したらゲーム終了です。

ゲーム中たびたび使える猫は、隙間を埋めてくれたり、場に少なくなったタイルを補充できたりするお助けキャラ。
手に入れるとなごみます。
2枚の庭ボードを埋めていく

さて、純粋なパズルゲームに近いルールですが、独特のピースの取り方や得点計算の方法がボードゲーム遊んでる感を十分に味合わせてくれます。

何より楽しいのは、パズルゲームの美味しい部分がゲームになってるところ。
パズルゲームで複雑な形の空きが残っちゃったとこに、ピースがピタっとハマるとすごい快感があるじゃないですか?このゲームは、植木鉢やガラスケースという“置いてはいけない場所”が最初から存在しているので、そこを重点的に味合わせてくれるんです。
まっさらなフィールドから始まるのに比べて喜びが得られるポイントが多いのなんの。

メインボードの流れを読みつつピタリと合うピースを選んでいく、癖になりそうです。

そしてそして植木鉢の入れ物が手押し車だったり、タイル1つ1つに違った植物の絵が描かれていたりと、フォトジェニックな仕掛けも素敵。
正直なところ、このゲーム肝心のパズル部分は結構緩いんです。
ボードは2枚あるし、植木鉢やガラスケースの上にピースを置いてしまっても問題ないので緩すぎる部分もあり・・・ともすればゲーム途中でダレてしまいそうですが、そこを雰囲気でカバーしてます。

完全な目新しさはないものの、安心感ある面白さの中に癖になりそうな雰囲気が加わった良いゲームでした。
この路線のゲーム、これからも期待してます。




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