2016年3月2日水曜日

王の鍛冶屋/King's Forge

王の鍛冶屋/King's Forge

プレイ人数:2-4人
プレイ時間:45分
デザイナー:ニック・シビッキー

総合評価 7/10
メンバー依存度 2/5
運要素 4/5


ざっくりルール



各ラウンドは2段階に分かれます。
ダイスを増やす採集フェイズと、ダイスを振って武具や工芸品等の制作物を作る鍛冶フェイズ
どちらもターン制で、スタートプレイヤーから順に行動していきます

採集フェイズでは、ダイスを使ってダイスを増やしたり、鍛冶フェイズで使える特殊アクションを獲得したりします。

鍛冶フェイズでは、採集フェイズで使わなかったダイスを振って、製作物の作成を目指します。
製作物には必要なダイスの色と出目が描いてあり、その目以上を出すことができれば獲得できます。
ただし、そのラウンド中に自分より大きな目で完成させられてしまうと、権利が奪ってしまうので要注意。

初めに与えられるダイスは黒5つですが、アクションでダイスを増やしていくと緑、赤、青などのダイスが手に入ります。
一方で製作物の難易度もゲームが進むにつれて高くなっていき、全色6の目を出すなんてお題も。

最初に4枚の製作物を手に入れたプレイヤーが勝利です。

ちなみにアクションと製作物は毎ゲーム異なります。




理解しやすいルールと、見づらいデザイン


ダイスを使った拡大再生産。
ゲームで使われるカードはドミニオン形式で毎回異なり、拡張性も高い仕様になっています。

ゲームに慣れている人にはルールの型が見えやすいので、導入はすんなり。
そんなに遊んでない勢にも、ルールは分かりやすい。
ダイスを置いてダイスを増やして、ダイスを振って目を出す、っていうシンプルなルールなので、ガチさも薄い。

ただ、カードやダイスの置き方が分かりづらかったのが残念。
カードのデザインが直感的でなく、ルールを読んでいる上で?となった点もいくつか。
各々のダイスについて、ラウンド中に使った使ってないは明確に分かる様にしておきたいので、そこに至るまでの分かりやすいルール説明とカードデザインが欲しかったなぁ。
そこでちょっと評価が下がってます。

ロコモコとかカツカレーみたいなずるさがある

ゲーム自体の面白さは一級品!
最初に持っているダイスからじわじわ増えていくプレイ中の満足感、
今回用いる採取カード、製品カードから、どう最善手に導いていくのかを考えていく戦略練ってる感。
求めている物を、ゲームがしっかり与えてくれている印象です。

手を尽くしていっても、最後は確率勝負になるのもいいですね。
どこまで確率を信じるか、どこまで信じないか・・・!こういうダイスの使い方は好き。

目新しさ、という点では微妙かな、という点もあったのでちょっと評価は下げてます。
あのゲームっぽさもこのゲームっぽさも混ざってるなぁと思ったりもします。
美味しい物と美味しい物が合わさってちゃんと美味しくなってるので良いのですが、そりゃ面白いわーっていう、ずるい面白さ。

あと、最初から拡張ありきのカードデザインもずるい。
そしてやっぱり出てる拡張。めっちゃ出てる。4種類。
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何故かamazonには拡張しかありません。国内では品薄っぽそう。

まとめ

ダイスを振りに行くと増やせないし、増やすと触れない、というジレンマも良かったのですが、
こういうゲームはつい目先の利益に目が眩んでしまいます、もっとじっくり溜め込める様にならねばなー。
まだ登場してないカードもあるので、また是非遊びたいです。


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