2012年11月20日火曜日

(株)ゴブリンズ/Goblins, Inc.【感想のみ】

ゴブリンズ/Goblins, Inc.【感想のみ】



(株)ゴブリンズ/Goblins, Inc.


プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分程度


株式会社ゴブリンズの時期社長になるべく、組み立てたロボットで互いに壊し合いましょう。
ただし必ずしも勝利することが本当の目的では無いことに気をつけなくてはなりません。



ロボットを作って戦うゲーム。
しかし必ずしも戦闘に勝つ必要はなく、戦いにおいて秘密裏に選んだ目的を達成することが重要です。

まず始めにチームを決めて、秘密の目的カードを各プレイヤー7枚ずつ引きます。
これは味方にも秘密であり、ラウンド終了時に大きな得点を生み出すカードです。

ここから、各チームは
建造者:タイルをランダムで5枚引いて2枚交換する
計画者:タイルをロボットに配置する
を交互に担当し、ロボットを完成させていきます。

このとき、チーム内で相談をしてはいけません。

ロボットには武器、装甲、エンジン、装飾の4種類のタイルを繋げることができ、
装飾以外のタイルは今後の戦いに大きく関わってきます。

お互いにロボットを完成させたら秘密の目的カードをそれぞれのプレイヤーは4枚ずつ選び、場に伏せます。

そして戦闘の開始です。

各チーム、コントローラーを持つ操縦者と、作戦を選ぶ戦略家に分かれて、
操縦と戦略をそれぞれ担当します。


コントローラーでロボットの向きと攻撃する方向を決めると同時に、
戦略家は作戦を選びます。


ここでも、チーム内で相談をしてはいけません。

武器の数だけダイスを振り、敵のロボットの装甲を剥がして機能停止させていくことが、
この戦闘での表面上の目的です。

戦闘が終わったら、各プレイヤーは秘密の目的カードを公開し、
それに応じた得点を得ます。

秘密の目的カードには
1・自分たちのロボットの勝敗予想
2・壊した敵のロボットのタイルに関する得点
3・守った自分のロボットのタイルに関する得点
の3種類があり、2・3にはそれぞれ10種類程度にの得点取得方法が示されています。

これを2ラウンド繰り返し、最も多くの得点を手にしたプレイヤーが勝利となります。


これは真剣に周りを読んで勝利を目指すゲームではおそらくありません、
(もちろんそういう遊び方もできますが)
ぼくのかんがえたさいきょうのロボット を作り上げ、
酒でも飲みながらミサイル撃ちまくってヒャッハーするゲームです。


ロボットを作って戦うという男の子のロマンの再現度は半端ありません。


なぜなら、お互いのロボットは相談せずに作られた非常に不安定なものなので、
ちょっと打つだけですーぐ壊れる壊れる。

戦いは大味ですが、ロボットバトルに勝つこと自体が勝利ではないので、
負けてても全く悲壮感が無いのも素晴らしいところです。

ダメ押しに、コントローラーを使ってロボット全体を回転させられたり、
アートワークが無骨な鉄筋まみれだったりと、男心をくすぐるツボも確実に抑えてきてます。


インフィルトレーションに次ぐ、最近の良ロマンゲーでありました。



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