2016年7月13日水曜日

ポケモンGOの17年前、僕たちは既に現実世界でポケモンをゲットしていたんだ


ポケモンGOの17年前、僕たちは既に現実世界でポケモンをゲットしていたんだ

Photo by Andres Cervantes
ポケモンGOがとてつもない話題になってます。
ボードゲーム界隈のみをフォローしてるtwitterアカウントでも、一瞬一瞬のタイムラインのどこかにポケモンがいる状態、もとい文字列がチラ見えする状態。


こういうことに関しては節操無いくらいミーハーなので、リリースされたら即インストールして、我に帰るまでは遊ぶだろうと思ってます。
ボードゲームに雰囲気とコンポーネントを求める僕にとって、現実世界を舞台にして遊ぶゲームもまた、非常に魅力的に映ってしまうのです。

さて、ポケモンとボードゲーム、といえば、皆さんはポケットモンスターボードゲームを覚えていらっしゃるでしょうか?



ポケモンのボードゲームを覚えていますか?

ポケットモンスターボードゲームは1999年にトミーから発売されました。

サイコロを振って各町を回って、ポケモンを捕まえていき、チャンピオンを目指すという設定で、ゲーム内容を忠実に再現していたフィールドとゲームシステムに少年少女は心が踊り、
全てのポケモンを捕まえられるという圧倒的なボリュームに、少年少女のハートはがっちりと掴まれてしまっていた(ような気がする)のです。

このゲームの特に良かったところは、ゲームのポケモンの序盤中盤終盤の異なる楽しさを見事に再現してたところ。

弱いポケモンしか使えないけど、そんな中捕まえられたポケモンに愛情を注ぐ序盤
入れるフィールドが一気に増えて捕まえられるポケモンの種類も多くなってワクワクする中盤、
強力なポケモン同士で行われるバトルが熱い終盤
そして最終盤の四天王戦では手に汗握る大激戦に阿鼻叫喚の抱腹絶倒。

と、最初から最後まで色んなワクワクを楽しめるゲームだったのです。

Photo by Andres Cervantes
小さな頃の僕にとって、ボード上のフィールドは世界そのもの。
そのフィールド上に立体的に立つサトシくんに自分を重ね、ポケモン集め、自分だけのパーティを作るという現実では味わえない満足感にどっぷりだったのです。
なんと当時の僕は1人でずーっと遊んでいたらしいです、幸せな少年ですね。


さすがに中学に入る頃にはすっかり存在を忘れ、それからカタンの開拓者やカルカソンヌといった王道ドイツゲームに出会うまで8年ほどの歳月が必要だったので、自分がポケモンボードゲームにハマっていた事実を思い出した頃には、押入れの奥ですっかりカビてしまいました。かなしうす。

拡張現実の体験型ゲームが当たり前となる時代


さて、これから僕たちは位置情報+ARという、体験型ゲームの新しいステップへと踏み込んでいきます。
ボードの上のサトシ君の世界に、自分の想像を重ねて遊んでいた時代は去り、
想像世界が向こうから飛び込んでくるニューエイジが来てしまったのです。

多くの少年少女たちにとって初めて体験する圧倒的な刺激は、今後彼ら彼女らのゲーム人生、そしてそれを取り巻くゲーム市場をどのような方向へ導くのか非常に楽しみであります。

その一方で、紙とプラスチックのコマ、そしてサイコロから構成されたポケモン世界からの始まった、現実世界でのポケモン体験の順番ステップを飛び越えて、いきなり電脳世界でポケモンたちと触れ合う事になるのは、ちょっと可哀想だなぁとも思ってしまうのです。

きっと、僕はおじさんになったんですね。


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