2014年3月31日月曜日

ローゼンケーニッヒ/Rosenkönig


ローゼンケーニッヒ/Rosenkönig

ローゼンケーニッヒ/Rosenkönig


プレイ人数:2人
プレイ時間:30分程度

薔薇戦争をモチーフにした陣取りゲーム。
見た目もシステムも美しい、名作2人用ゲームです。



【ルール】
カードを使って盤上に自分のマーカーを置いていく陣取りゲーム。
毎ターン、カードを補充するか王冠コマを動かすかのどちらかを行っていきます。

手持ちのカードを1枚選んで使うことで王冠コマを動かすことができます。
この時に注目するのがカードに描かれている方向とマス数。その方向とマス数だけ王冠コマを動かし、動かした先に自分の色のマーカーを配置し、自分の領土であることを表します。

お互い動かせなくなるか、コマを全て使ってしまったらゲーム終了。
繋がっている自分のコマ同士をグループとして、各グループを構成しているコマの数を数えます。
コマ数を2乗した点が、1グループの得点となり、全てのグループの得点を足した合計点が多いプレイヤーの勝利となります。


【感想】

丁度良いポジションに収まるゲーム



コマやボード、カードのアートワークが素敵な二人用ボードゲーム。
テーマはありますが、ボード上ではかなりデフォルメされていて、戦争感はそこまでありません、
ただ、あの時代の司令官達は、こんなゲームで戦略を練っていたのかなとか妄想するには十分なだけの雰囲気要素は完備。

ルールだけ読むとかなりガチな2人用ゲームに見えてしまいますが、実際遊んでみると意外とすんなり入り込めるのがこのゲームの不思議なところ。

お互いに公開情報が多いので、次に相手が何をしてくるかな?くらいは考える必要があるゲームですが、

・カードが増える際の運要素
・ゲーム中に4回だけ使える相手のコマを自分のコマに置き換える能力

などが、ガチガチな先読みのゲームっぽさを弱めてくれています。

軽い気分で遊べてルール説明も含めて30分程度で終わるので、ちょっとだけ考える系のゲームで遊びたいなんて時にはピッタリだと思います。
癖が無いながらも展開は毎回異なるので、繰り返し楽しめる要素も含んでいます。

最近気付いたのですが、テーマ性が強くルールに尖った所があったり展開に緩急のあるゲームは刺激的で楽しい反面、ゲームをあまり持っていない頃に買って何度も遊ぶとすぐマンネリ化するという欠点があるんですね。

多少アブストラクト(将棋や囲碁のような)なゲームの方が飽き難いので、初期に買うゲームとしては良いのかもしれません。

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