2014年5月28日水曜日

ルアーブル/Le Havre


ルアーブル/Le Havre
【2014.5.28追記】
プレイ人数:1-5人
プレイ時間:90-150分程度



【ルール要約】

・港に運ばれた資材や品物を取るか、街の施設を利用することで資材を集めたり加工する

・資材を集めて施設を建てたり、お金を出して買ったりすることで自分の物にできる。施設それ自体も価値がある。

・毎ラウンド、品物を食べたり加工したりして得た食料を払う必要がある。資材を払って船を建てることで軽減できる

・特定の資材は施設で高く換金することができる。最も多くお金を稼いだプレイヤーの勝利。

・施設は非常に数多くの種類があり、複数回プレイを楽しむことができる








高い自由度と資材のやりくりが楽しい。


【簡単なルール説明と、感想のみの記事となります】

フランスの湾岸都市ルアーブルを舞台に、穀物や牛、木、石炭を加工し食品や燃料に変えたり、資材を使って船や建物を建ててお金を稼ぐゲームです。


アグリコラや祈り働けなどで知られるウヴェローゼンベルクの作品であり、そのプレイスタイルも似ています。
自分のターンにできることは、港から資材を取るか、コマを建物に置くかのどちらかで、
それに加えて、場に出ている建物を自由に買うことができます。

資材は表面と裏面で異なり、建物で行動することで、表面の加工前の状態から加工後の状態に変化させることができます。

建物には60以上の様々な種類があり、その効果はすべてに個性があります。
毎ターン少しずつ公開されていき、誰かが建築か購入をするとその建物を使えるようになります。
建物以外にも船があり、何回かに一回訪れる食料を払わなければいけない時に、負担を軽減してくれます。


建物は全体で共有する形となるため、運の要素というものはかなり軽減されています。
また、非常に多くの建物が存在するため、お金を稼ぐ方法は様々であり、非常に多くの勝ち筋が存在していそう。


序盤から中盤の自由度が非常に高い代わりに、最後にはお金を稼ぐという1つの点に集約していくというプレイ感であり、アグリコラとは全く逆の印象を受けました。


ただ逆を言えば初めてプレイする際は何をすればいいのか全くわからず、かなり四苦八苦することに。
慣れてくると建物によるお金の稼ぎ方が見えてきて、最後までの道筋がわかってくるようになります。
複数回プレイして建物をなんとなーく覚えると、更にまた違ったゲームになりそうです。


食べ物を確保したり お金を稼いだり 建物を建てたり といった事を資材を上手くやりくりしていくのが非常に癖になりそうなゲームでした。
あとターンの順番を表す船と、その周りの資材置き場が可愛らしいのもお気に入り。

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【追記】
アグリコラに比べて、ゲームの最中に説明する必要がある事は多いけれど、その分全体のルール説明は抑え目にできるなぁと感じた。

複数回プレイできるような環境ではなく、楽しむ事を考えたときに、このどちらかを遊んでみたいと言われたらルアーブルを遊んでもらった方がよさそう。

長期的な目線が必要な上に、失敗すると農場がしょぼんな感じで充実感が少なめなアグリコラより、ゲームを遊びながら段々細かい部分が分かってきて、かつ中盤からでも十分にやりたい事ができる、という点で優れているなぁと感じます。