炭鉱讃歌/Glück Aufプレイ人数2-4人 プレイ時間:60-75分程度 |
【ルール要約】
・順番に労働者を置いていくワーカープレイスメントタイプのゲーム。他のプレイヤーの労働者が置かれている場所にも、その数以上の労働者を置くことでアクションを実行できます。
・お金をもらう、注文書をもらう、トロッコを買って鉱石を手に入れる、坑内のエレベーターや鉱石を動かして注文を達成する、輸送手段毎に注文どおり納品する の5つのアクションがあります。
・毎ラウンド非常に多くの数の労働者を配置できる代わりに、3ラウンドでゲームは終了。
・達成した注文書に書かれた得点と、ラウンド毎のボーナス点が勝利点。ボーナス点は、納品した鉱石の数、納品した注文の輸送手段、持っているトロッコの種類等、ラウンド毎に順に増えていきます。
【感想と評価】
炭鉱がテーマ、その渋さに引かれて気になっていた作品。
個人ボードのエレベーターシャフトや、イラストなどが雰囲気でてます。炭鉱じゃ炭鉱じゃ。
炭鉱を掘って、注文どおりの鉱石を集めるというのが大まかな目的。
自分の炭鉱内で鉱石等を移動させて注文書に載せる、というアクションで効率的に動くために、それを実行するまでに何手番必要で、そのために今この行動をすべきか、後でまとめてやるべきか、という長期計画を立てるのが一番楽しいポイント。
いざ実行段階に移ったときに希望の行動が埋まっていても、少しのペナルティで実行可能という緩さは良い感じです。
シビアな行動計画を作っても大きく揺るがされず、計画作りにのめり込めるのです。
前述の通り行動順による絡みは緩くもしっかりと立っていますし、集めた注文書の種類ボーナスのためにも他のプレイヤーの行動はかなり気になるので、絡みも十分。
と、非常に面白いは面白いのですが、どうしても拭えないのがオーソドックス感。
労働者を配置したり、鉱石を集めて注文書どおりに揃えたり・・・
それら全部がちゃんと煮込まれて60分で遊べる作品ではありましたが、その実どこか物足りない感が少しあったのも事実。
おそらく、見た目とシステム的に重量級ゲームを思わせてくるので、先入観があったのかもしれませんが、重いゲームを遊んでいるようであっさり終わってしまったような肩透かしを喰らってしまったような感じ。
個人的に推している60分ゲーム、ミドルクラスのゲームは、重いゲームの軽い版ではなく、60分で表現し尽くしていてかつ綺麗にまとまっている作品が多いので、超好き!というところまでは届かなかった作品ではありました。
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