コインエイジ/Coin Ageプレイ人数:2人 プレイ時間:10分程度 デザイナー:アダム・P・マカイヴァー 2人で楽しめる, カップルにおすすめ, すぐ終わる, 何度でも楽しめる, |
壮大なスケールの物語を最小のフィールドで味わおう。
【ルール要約】
1,2,3,4の数字が書かれたコインをお互いに10枚ずつ持ってゲームスタート。
ターンが来たら各種類の数字のコインを1枚ずつ握り、放り投げます。
コインの裏と表はそれぞれ各プレイヤーの色を表していて、
自分の色が出た枚数によって異なったアクションが行えます。
基本的にはコインを各州に配置していき、高い価値のコインをより多くの州に置いたプレイヤーが勝利。
ただし価値の高いコインは、上に価値の低いコインを置かれることで取り返されてしまうので、得点をするのが難しくなっています。
配置以外にも、コインの回収、移動などがあり、状況は刻々と変化していきます。
全てのフィールドにコインが置かれるか、手持ちのコインが無くなったプレイヤーが現れたらゲーム終了。
なおルールは分かりやすいのですが、説明書で分かりづらい場所が何か所かあったのが難点。
より個人的にわかりづらかったルールをいくつか補足しておきます。
有効枚数ごとのできるアクション
--------------
4枚
0,1,2,3枚配置できる、ただし3枚配置するときは残った1枚を相手に渡さなくてはならない
3枚
0,1,2枚配置できる。
2枚
0,1,2枚配置できる。
1枚
1枚配置してから、移動
移動させてから、1枚配置
移動のみ
1枚配置のみ
何もしない
0枚
回収してから、移動
移動させてから、回収
何もしない
--------------
また、移動の際のルールですが、移動させるコインは一番上が相手でも自分でも良いです。
1つの州によってのみ構成されているエリアからも、ボーナスを得ることができます。
【評価と感想】
ゲームとしての面白さ (メンバー依存度の低さ):4/5
運要素:3/5
当初はカード1枚だけで販売されていた作品。ゲームデザインの究極系みたいな逸品ですね。
コインの裏表がシステムに非常に良く表れているし、
コインを撒いて、表が何枚出てるか確かめる過程は
サイコロを振って出目を確認する過程のドキドキ感とはまた違っていて、
アナログな感じが気に入りました、バラバラーっと散らばったのを数えていると出た結果に愛着が湧くというかなんというか。
手間の掛かる子ほど可愛い、みたいな。そんなに手間では無いですが。
さてさて肝心の陣取りゲームシステムは、
・自分の色が一番上なら自分の領土、という分かりやすさ。
・小さい数字は重ねられて強い、けど得点は弱い バランス。
・同じ色の州を多く取るとボーナス点 という戦いの煽り。
と王道感たっぷり。
こういう小さいゲームにつける8点という数字は、当然大箱で得られる満足感にそのまま匹敵するものではありませんが、
小さくて物理的に軽くて、取って取り返しての陣取りが楽しめる、ギュギュっと詰め込まれたゲームというコンセプト的には非常に高い完成度を誇る作品では無いでしょうか。
ただシンプルそうでいて選択肢が多いアクションシステムのため、10分ゲームの割にルール説明がややこしいのは難点。
ルールブックの読み辛さも相まって、少々取っ付き難かったです。
1回遊んでしまえば理解できるので、勢いでサクサク何度か回しましょう。
ちなみにマップは4種類ありますが、雰囲気が変わるだけで、そこまでガラッとゲーム性が変わる訳ではありません。元々のマップ側のギミックが少ないですからね。
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タイトルがガラパゴス/ Galapagosになってますー
返信削除ありがとうございます!訂正致しました。
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