2017年7月30日日曜日

メキシカ/MEXICA

メキシカ/MEXICA

<2017>
プレイ人数:2-4人
プレイ時間:60-90分
デザイナー:クラマー&キースリング

総合評価 8/10
メンバー依存度 1/5
運要素 0/5



ざっくり感想

大地を運河で区切り、区切られたエリアが価値を持つ・・・。
立体感あるコマで行われるフィールドづくりと陣取りは、冒険心と創造心をくすぐるまさにキングオブボードゲーム!

ゲームはターン制、各プレイヤーはアクションポイントを使って以下を並行して行っていきます。
□運河を引いたり、橋を架けたりといったフィールドメイク
□自分のコマを移動させたりピラミッドを建設する陣取り

まっさらなフィールドは、徐々に区画ができていきます。そこに多数のピラミッドを建設して最も合計階高が高ければ自分の領土となり、区画の分だけ勝利点がもらえます。

フィールドができあがっていく過程が、次の展開へのドキドキ感を与えてくれて、陣取り開始までの素敵なフレーバーを与えてくれています。

アクションポイント制というと少し古いもっさりとしたメカニズムな印象もありますが、余ったアクションポイントは繰り越せるため、悩ませすぎないスピーディーさがデザインされています。
最良の選択肢を探し続けてしまうゲームだけに、こういった逃げの一手があるだけで重苦しさが一気に解消されますね。
そして一気に移動できる爽快感があるのが気持ちいい!

運要素は皆無で、みんなの意思によってのみゲームは作られていきますが、それほどキツキツな感じはせず。むしろ序盤は広い大地を前に、他人のことなどあまり考えず自由にプレイできます。むしろ自由過ぎて序盤の行動には困りますが、とりあえず川置いてパスすればOKな感じもあり、敷居は低め。

後半は時として悩ましい選択肢に迫られることもありますが、得点源は多いのでそれほどキリキリする展開にはなりません。他の選択肢を探しつつ、自分の残り手番と戦う、そんなゲームになっていきます。

陣取りやフィールドメイク、ボードゲーム遊んだ感など、これ一つでかなりの欲求を解消できる凄いゲームです。
なお、アクションポイントというルールは常に大量の選択肢を突き付けられているのと同じなので、各種ボードゲームにある程度慣れてからのメキシカをおすすめします。

新版が豪華なコンポーネントと共に昨年登場しています。
橋が立体だ、塗りも鮮やかだ!



↑(得点計算後なので、得点トークンが裏返ってますね)

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