2012年10月3日水曜日

ユニオンパシフィック/Union Pacific

ユニオンパシフィック/Union Pacific





プレイ人数:2-6人
プレイ時間:60-90分程度

ボードゲームに少し慣れた人へ, 多人数おすすめ,

大陸の鉄道に莫大な利益を得るため投資をしていきます。
鉄道ゲームの皮をかぶった株式ゲームであり、理不尽さも含めて株式の面白さを凝縮したゲームとなっています。




始めに手札として株券と線路カードが配られ、1枚株券を公開した状態でゲームは始まります。

自分の手番になったら、線路カードを引きます。その後以下のどちらかの行動をするか選びます。
1・対応する線路カードを使って線路を拡張する
2・線路カードを1枚廃棄して、株券を公開する

線路を拡張すると株券を手に入れることができますが、株券を公開したターンは何ももらえません。
また、線路を拡張した際、ユニオンパシフィック鉄道の株を手に入れることもできます。
これを公開していると、配当時に盤面上の線路の拡張具合に関係なく収入をもらうことができます。

山札から配当カードがめくられると、公開した株券の枚数に応じて点数が入ります。
公開していない株券は意味がないため、いつ公開するかのタイミングが非常に重要になります。

4回配当が行われたらゲーム終了。
最もお金を持っているプレイヤーが勝ちとなります。


【感想と評価】

いつ株券を公開するか、線路を拡張して株券を取りに行くか・・・というジレンマが非常に楽しいボードゲーム。
チケットなどに慣れていると、その似て非なるもの感に始めは戸惑ってしまうかもしれないので、少なくとも2回遊ばれることをおすすめします。
また、株式公開のタイミングなどで緊張感が出るため、できるだけ5-6でのプレイをオススメします。

配当カードの出るバランスが偏ることもあるので、ヘタをすると何もできないまま1巡でプレイが終わってしまうこともあります。
そのためジョーコデルモンドさんに載っているようなヴァリアントルールに則ってプレイしたほうがいいと思います。
ただ株式というものの理不尽さを味わうには、通常ルールの方が適しているかも。


ちなみにこのゲームは絶版ですが、一部で手に入れることができそうな雰囲気。
リメイク版のエアラインズヨーロッパは未プレイなので、違いや遊びやすさなど、遊び次第報告させていただきます。

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